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店舗内装

南青山・表参道エリアでカフェ開業|内装費用の坪単価と失敗しない工事の進め方

南青山・表参道エリアでカフェ開業を検討している方向けに、内装費用の坪単価相場、居抜き活用の注意点、工事スケジュールの組み方を実務ベースで解説します。

南青山・表参道でカフェを開業する前に、内装費用の「構造」を理解してほしい

カフェ開業の相談では、最初に「どんな雰囲気のお店にしたいか」という話から入る方がほとんどです。それはとても大切なことです。ただ、デザインを先に決めてから物件を探すと、あとで内装費用が想定の倍近くになることがあります。

南青山・表参道エリアは物件の取得コストが高く、スケルトン渡しの物件も多いため、内装工事費が開業費全体の中でかなりの比重を占めます。この記事では、費用の相場と内訳、工事を進めるときの順序を実務ベースでまとめます。

坪単価の目安と費用パターン

| パターン | 目安坪単価 | 15坪の場合の総額目安 | |---|---:|---:| | 居抜き活用・軽改装 | 40万〜70万円/坪 | 600万〜1,050万円 | | 標準的なスケルトン新装 | 70万〜120万円/坪 | 1,050万〜1,800万円 | | デザイン・素材重視 | 120万〜180万円/坪以上 | 1,800万〜2,700万円 |

坪単価はあくまで目安です。同じ15坪でも、排水の引き込み位置、電気容量、換気経路の条件によって、工事費は200〜400万円単位でぶれます。物件を内見する段階で設備状況を把握しておくと、予算精度が大幅に上がります。

費用が「膨らむ」3つの理由

カフェ内装で予算オーバーになるパターンはほぼ共通しています。

1. 厨房設備と建築工事が連動する部分

カフェの厨房は、一見シンプルに見えても、給水・排水・換気ダクト・電気容量が密接に絡み合います。

たとえば換気ダクト。エスプレッソマシンやオーブンを使う場合、厨房の換気排気を屋外に出す経路が必要です。物件によってはダクトを天井裏や外壁に通す工事が発生し、これだけで50万〜150万円かかることがあります。

建物の構造や入居階数によって経路の難易度が変わるため、「換気ダクトの工事がどこまで必要か」は早めに確認しておきたい項目です。

2. 保健所検査対応の工事

飲食店の営業許可を取るには、保健所の検査基準を満たす設備が必要です。具体的には、手洗い専用シンク、2槽式以上の洗浄シンク、蓋つきのゴミ箱スペース、食品庫の設置などです。

居抜き物件でも、前の業態が違うと設備が基準を満たしていないことがあります。「居抜きだから設備がそのまま使える」と思って物件を決めると、保健所対応の追加工事で予算が崩れるケースがあります。

3. サイン・外観工事の見落とし

南青山・表参道は街の景観を守る規制があるエリアです。外壁へのサイン設置や外観デザインに一定の制約がかかる場合があり、管理組合や地元規制の確認が必要なこともあります。

また、視認性の高い看板は集客に直結するため、費用を削りすぎると開業後に追加工事が必要になるケースも出てきます。サイン・外観工事は設計段階から予算に入れておくことを推奨します。

居抜き物件を選ぶときの確認ポイント

南青山・表参道では、前テナントが飲食店だった居抜き物件が一定数あります。居抜き活用は初期費用を抑える有効な手段ですが、確認せずに進めると落とし穴があります。

確認すべき項目

  • 排水の位置と勾配(コーヒーの油脂分が詰まりやすい)
  • 換気ダクトの状態と清掃履歴
  • 電気容量(業務用エスプレッソマシン1台で20〜30Aを使うこともある)
  • 給湯設備の容量と設置場所
  • 前テナントが使っていた設備の所有権(什器が残っていても、リース品の場合は引き継げない)

居抜きの場合、スケルトンから工事するよりも「見えない工事」が増えることがあります。既存設備の撤去費用が発生したり、配管を部分的にやり直す必要が出たりするケースです。現地調査の段階で設備図面を確認するか、設備業者に同行してもらうと安心です。

工事スケジュールの組み方

開業日から逆算して工事スケジュールを組むのが基本です。以下は標準的な15〜20坪のカフェを想定した流れです。

| フェーズ | 期間の目安 | |---|---| | 物件決定・設計打ち合わせ | 1〜2ヶ月 | | 確認申請・保健所事前相談 | 2〜4週間 | | 内装工事(スケルトンから) | 6〜10週間 | | 厨房機器搬入・接続・調整 | 1〜2週間 | | 保健所検査・営業許可取得 | 1〜3週間 | | プレオープン・スタッフ習熟 | 1〜2週間 |

スケジュールが後ろ倒しになる理由で最も多いのが、「物件決定と設計開始が同時になっていない」ことです。物件を契約した段階で設計・施工会社に声をかけ、できれば内見の段階から同行してもらうと工期短縮になります。

費用を抑えるための現実的な方法

費用を抑えたい場合、具体的には次の順番で検討することをおすすめします。

1. 居抜き物件を優先して探す 設備状態のよい居抜きであれば、スケルトンからの工事費より300万〜600万円以上抑えられることがあります。

2. 厨房レイアウトを設備に合わせる 排水・換気・電気の既存位置に合わせて厨房を設計すると、配管変更コストを最小限にできます。

3. 素材のグレードに強弱をつける カウンター天板、床材、照明は目に入りやすい部分です。一方でバックヤード、天井裏、壁下地は素材のグレードを落としても来店者には見えません。見える部分に集中してコストをかけ、見えない部分で合理的に絞る、という判断が費用対効果を高めます。

まとめ

南青山・表参道エリアでのカフェ開業は、物件取得コストが高い分、内装費用との総合的なバランスが重要になります。

デザインの方向性を決める前に、物件の設備状況を把握しておくこと。費用が膨らみやすいポイント(換気・排水・保健所対応・サイン工事)を設計段階で見積もりに入れておくこと。この2点が、開業後のキャッシュフローを守るうえで最も効果的です。

ラポルタは世田谷区給田を拠点に、南青山・表参道エリアにも対応する内装工事会社です。カフェや飲食店の開業内装について、物件の内見段階からご相談いただけます。「この物件、内装費用がいくらくらいになりそうか」という段階でのご相談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

電話でのご相談:03-6876-7749(平日 9:00〜18:00)

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