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店舗内装

居抜き物件の店舗内装費用と失敗しない見積の見方|開業前に確認すべき5項目

居抜き物件で店舗開業を検討している方向けに、内装費用の相場、安く見えて高くつく落とし穴、内見時に確認すべき設備ポイントをまとめました。

居抜き物件は安い。でも「何が残っているか」で結果は全然変わります

居抜き物件で開業したい人の相談は本当に多いです。理由は明快で、初期投資を抑えられるからです。

ただ、ここで一番多い失敗は「居抜きだから安いはず」と先に決めてしまうこと。実際には、使える設備が残っていなければ、スケルトンに近い金額まで膨らみます。

この記事では、居抜き物件の店舗内装で開業前に確認すべきポイントを、費用と見積の観点から整理します。

まず結論:安くなるのは残置設備が生きている時だけ

居抜き物件で費用差が出るのは、次の設備を活かせる時です。

  • 厨房機器や給排水位置
  • 空調機の能力と年式
  • 電気容量と分電盤
  • 既存間仕切りや客席レイアウト
  • 看板下地やファサード

逆に、これらを全部入れ替えるなら、居抜きの意味はかなり薄くなります。見た目が残っていても、中身が古いと交換前提です。

業種別の費用目安

| 業種 | 居抜き軽改装 | 設備更新ありの中改装 | |---|---:|---:| | 物販店 | 250万〜600万円 | 500万〜900万円 | | カフェ | 400万〜900万円 | 800万〜1,400万円 | | 飲食店 | 500万〜1,100万円 | 1,000万〜1,800万円 | | 美容室 | 450万〜900万円 | 900万〜1,400万円 |

同じ20坪でも、前テナントが近い業態かどうかで大きく変わります。例えばカフェ跡にカフェを入れるのと、物販跡に飲食店を入れるのでは、見積の構造が別物です。

内見時に必ず確認したい5項目

1. 電気容量

美容室のシャンプー台や飲食店の厨房機器は、思った以上に電気を使います。分電盤の容量が足りないと、幹線引き直しや契約容量変更で数十万円単位の追加が出ます。

2. 給排水の位置

厨房、シンク、シャンプー台は位置がズレるだけで配管工事が増えます。床上げが必要になると、工期も延びます。

3. 空調の年式と能力

古い天カセや壁掛け空調は、最初の夏で止まることがあります。交換になると本体費だけでなく、搬入・電源・天井補修も乗ります。

4. 臭気・ダクト

飲食店では、既存ダクトが使えるかが重要です。近隣条件によっては、ダクト延長や消臭設備追加で想定以上の金額になります。

5. 残置物の扱い

「そのまま使える」と言われた設備が、契約上は残置物扱いで保証なしということもあります。ここを曖昧にすると、引渡し後に交換費が全部自分持ちになります。

見積で安く見えて危ない項目

居抜き案件では、見積の最初の数字を安く出して契約後に膨らむケースがあります。特に注意したいのは次の3つです。

別途工事が多い

解体後精算、設備接続別途、消防是正別途。この書き方が多い見積は、総額が読みにくいです。

既存設備流用の前提が曖昧

「既存利用予定」と書いてあっても、動作確認や保証範囲が書かれていないなら危険です。

サイン・ファサードが抜けている

開業時に必要なのに、本体見積から外されがちな項目です。後から追加すると販促スケジュールにも影響します。

居抜き物件で失敗しにくい進め方

おすすめは、物件申込前後の早い段階で次の順に整理することです。

  1. 使いたい設備と不要な設備を分ける
  2. 開業日から逆算して工期上限を決める
  3. 上限予算を総額で決める
  4. その条件で現地確認と概算見積を取る

これをやるだけで、「安いと思って契約したのに、着工前に予算オーバー」という事故はかなり防げます。

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開業前に一度見積の骨格を固めた方が早いです

居抜き物件は、ハマれば強いです。ただし「何が使えて、何が使えないか」を早い段階で見切れないと、安さが武器になりません。

ラポルタでは、図面や現場写真ベースで居抜き物件の概算相談に対応しています。物件取得前でも、費用レンジと危ないポイントを先に整理できます。

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